ワニコ母さんブログ
今井商店のまちゼミ終了
第16回かしわざきまちゼミは、令和3年10月8日(金)から11月20日(土)まで行われています。
今井商店のまちゼミは、
10月10日(日)から10月15日(金)までの集中型!で
終了しました。
春のまちゼミに引き続き、
「えご練り体験」を行いました。
まちゼミに参加してくださいましたMさんから
写真をいただきました。
沸騰して、えご草が溶け始めたところです。
新型コロナウイルスの感染防止として、
店内での飲食は無しとさせていただいてます。
ですので、残念ですが、
えごの試食はありません。
春に引き続き、
まちゼミ中に作ったえごを、
持って帰ってから、冷やし固めて
ご自宅で食べてもらう、というところまでが
今井商店のまちゼミ、とさせて
いただいてます。
今井商店のまちゼミの流れです。
~準備編~
1.まちゼミで使う分のえご草を洗います。
今回は一人分12g×4人=48g
佐渡産えご草を使います。
2.黒っぽいのが能登産のえご草、白っぽいのが佐渡産えご草です。
今回の参加者のほとんどが白っぽいえご草を知らない、
佐渡産のえご草は使ったことがない、ということでした。
3.えご草はじゃぶじゃぶとよく洗ってください。えご草が柔らかくなるので、
枝やえご草以外の海藻などが取りやすくなります。
ここでなるべくきれいに取り除くと後々楽です。
4.えご草もきれいにして、鍋に入れてまちゼミスタンバイオッケーで、受講生を待ちます。
お集まりになりましたら、すぐに分量の水を入れて、
火をつけてスタートします。
5.今井商店のまちゼミ「えご練り体験会」の必需品です。
水の分量を量る計量カップ、煮ている時に煮溶けない海藻などを
取るための菜箸、木べらでかき混ぜながら煮ます。
ドロドロのえごを鍋からきれいに取るためのゴムベラ、
今井商店のまちゼミでは、
タッパーウェアに分けて持って帰ってもらいます。
タッパーの新品を一度洗ってあります。
(Mさん撮影)
6.えご練り完成。
(Mさん撮影)
まだえごは熱々でドロドロなので、
タッパーウェアのふたは完全に閉めます。
家についたら、ふたを外して粗熱をとり、
冷めたら、ふたを閉めて冷蔵庫で冷やし固めます。
7.今井商店の玄関のところで、
まちゼミは行いました。
またどこかでエゴ練り体験会をすると
思います。
お知らせしますので、ぜひ一緒に練ってみませんか?
乾物屋の今井商店 若林
塩干しするめ
塩干しするめですが、
只今、いかの
「型が大きい」
ため、
1袋5枚4,600円(税込)です。
する天や、
から揚げ、
オリーブオイルとニンニク、ハーブソルトで
炒めて、パスタに絡めたり。
中華風炒め物にもピッタリです。
冷凍庫に入っていると、
色々助かりますよ~。
乾物屋の今井商店 若林
第16回かしわざきまちゼミ開催しま~す!
柏崎市では、
秋のまちゼミを開催します。
今回は、全国のまちゼミと合同開催に
なります。
こちらはこちらで通常のまちゼミですが、
楽しみです。
乾物屋の今井商店では、
6月と同じ「えご練り」体験にします。
6月のときは、
定員の倍ほどお申込みのお電話を
いただきました。
せっかくお電話してくださったのに、
お断りをしてしまい、申し訳ありません
でした。
ですので、今回も「えご練り」で
いきます!
えごは、「夏の食べ物」という方が
多いかなぁ、と思います。
なので、6月のときは、
これからえごを食べる、という
時期でもありました。
いや、一年中、
いつ食べてもいいじゃない!
スーパーマーケットでは、
一年中えごが売られています。
いや、今習って、来年の夏に
作ってもいいじゃないか!
と、いう、
色々自分に言い聞かせ、
秋のまちゼミも
「えご練り体験」ということで。
よろしくお願いします。
春のまちゼミは、
コロナウィルスが蔓延中?
でしたので、
混ぜたりするのも無し
私が作っているところを見てもらう
だけでしたが、
今回は、ねり練りしてもらえると
思います。
試食もちらっと出そうかな。
そんな感じで~す。
ぜひ、ご都合のつく方、
お知らせください。
申し込み開始は
10月2日(土)からで~す。
乾物屋の今井商店 若林
海の森/新潟日報コラム座標軸
大人になって、食べ慣れたもののおいしさに
改めて気づくことがある。自分にとっては
「えご」がそれだ。
酢みそを付けて口に運ぶと磯の香りが
ふんわりと広がり、飽きることがない。
幼い頃から親戚が集まるお盆には毎年、
自家製のえごがごちそうとして食卓に上がった。
地味なのに、なぜこれがごちそうなのか。
自分で練ってみて、合点がいった。
エゴノリ(エゴグサ)を水に浸して細かな
ごみを取り除き、煮溶かしてから弱火で練る。
鍋に付きっきりで1時間。真夏に汗だくで
作る手間を考えれば、やはりごちそうに他ならない。
それが本県で受け継がれてきたのは、
エゴノリが採取できる豊かな海岸があったからだ。
これから先も、えごは郷土食として県民の
食卓を彩り続けていくことができるのか。
エゴノリに限らない。本県の岩礁性の海岸には、
モズクやアカモク(ナガモ)、ホンダワラ
(ギンバソウ)が繁茂する藻場が広がり、
食卓と直結している。
藻場は「海の森」とも呼ばれ、海水の浄化や、
新たな二酸化炭素(CO2)の吸収源としての機能も
注目され始めている。
しかし海水温の上昇による磯焼けや開発の影響で、
減少が全国で指摘されている。
文字通り「水面下」の環境は変化に気付くことも
取り戻すことも容易ではない。食を通じて身近な
海の森にも意識を向けたい。
(論説編集委員室次長・高橋直子)
お客さまから教えていただきました!
お客さまのお友達が新潟日報にお勤めで、
えごのことをコラムに書かれたとのこと。
そして、記事を見せていただきました。
さらに、ご本人に載せても良いか確認まで
してくださいました!涙
ありがとうございます!
実際、えご草が全然採れない、という
年、産地もあります。
自然相手のものだから、
モズクも沢山採れる年と、
採れない年があったりして。
採れないときは、
採れてもモノがあまり良くなかったり。
自然相手ですが、
その自然を人が変化させてしまって
いるのかもしれません。
そして、その変化は今すぐに表れるもの
でもなくて、何が影響しているのか
分からないこともあったりして。
食べられるときに食べておかないと、
ってことにならないように。
いつでも食べられるくらい、
毎年採れますように。
そのためには、普段の生活の見直しを。
そうすればきっと。
乾物屋の今井商店 若林