今井商店のまちゼミ~えご練り編1~より続き
えごは、下ごしらえ後、
分量の水とえご草を鍋に入れ、
火にかけ沸騰するとわ~っとえご草が
溶け始めます。
そこからお好みのかたさにまで
かき混ぜて煮詰めます。
この作業が「練る」ということですね。
練り続け、いつ火を止めたらよいのか、
が最大の?悩みどころではないかと
思います。
水の量が少なかったら煮ている途中で
足せばよいし、水の量が多かったら、
火を強めるか、時間をかけて蒸発させれば
よいのですが、
火を止めるタイミングが、
完成したえごのかたさを決めるので、
重要です。
しかし、これも好みがあります。
えご草によっても違います。
気候や鍋の材質?
ちょっとした火の加減などなど。
同じに作るってまた難しい。
なので、
みんな自分で作らないのかも…。
そのコツ、見極めを少しでも
お伝えできたら、と思います。
まちゼミには、
「一度つくったけれどうまくできずに、
家族も食べてくれなかった」方。
これは切ないです。
話を聞くと、
時間は30分くらい練ったということで、
症状?は、
「筋が残っている感じ」のえごだった
ので、煮方が足りなかったのでは。
と思ったそうです。
確かに1時間も練らないと、という
えご草のときもありましたが、
繊維が残っている感じのえごは
「そういうえご」なのです。
どんなに煮てもそれはそのまま。
「ザクザクしたえご」
と私は呼びます。
これまた、
この「ザクザクしたえご」が好きな
人がいるんですよ。
ツルっとしたのじゃ、えごじゃない!
とか、物足りない、とか。
その方は、ご家族もみなさん、
ツルっとしたえごが好きだったの
かな、と思います。
その場合は、
「濾す」こともチャレンジして
みてください。
えご草を拾ってきて、ゴミ取りが
大変って時に濾すという方も
いらっしゃいます。
ぜひ、お試しください。
今井商店のまちゼミ~えご練り編3~につづく