先日、センター試験日に
センター試験会場で高校二年生が
受験生を切りつける事件が
ありました。
とても切ない事件です。
切りつけられた人、
まわりにいた人、
切りつけた本人、
その家族、
学校、
みんなが切ない。
どうしてそこまで思い詰めて
しまったのか。
お医者さんになれなくたって、
ほかの道もあるだろうに。
火炎瓶的なものを作る時間に
勉強すればよかったんじゃないか、
とか、
まだ高校二年生じゃないか、
などと思ってしまいます。
本人にとったら、
もうそんなことは考える余裕が
なかったのだろうと思うけど。
我が子も、
二年前にセンター試験を受けました。
本人には相当なプレッシャーが
あったことでしょう。
私は、受けたこともないので、
分かりませんが、
その後にまだ希望大学の受験もあり。
自己採点の結果、思うような点では
なかったようです。
しかし、彼女は第一志望校を受けました。
結果は残念でした。
センター試験の結果が良くなかったせいなのか、
分かりません。
彼女にとって初めての大きな挫折。
その後は、確実に大丈夫な大学を受験し、
今通っています。
彼女には、その先のなりたいものが
あるのでそこに目を向けることにして、
とにかくなれるための大学に入りました。
気持ちの中では思うところもあると
思いますが、それなりに楽しくやっていると
思います。
もし、彼女がセンター試験のときに、
このような事件に巻き込まれていたら、
と思うと。
今、セガレは受験生。
受験生の立場だと、もう、
入れるところに入れれば、という気持ちです。
彼は、そんなに勉強が好きではないようですので。
いいのです。
何になるか分からないけど。
生きていれば。
誰もが一度や二度三度の挫折を味わって
いると思います。
それをどうとらえるかはそれぞれで、
負けちゃったり逃げちゃったり。
けど、それだけじゃないと思います。
自然災害に遭うことなんか、
もうどこに怒りをぶつけていいんだか。
コロナウィルスでもそう。
人を傷つけないこと。
それだけは絶対にお願いしたい。
本人のことも家族のことも、
まわりの状況もさっぱり知りませんが、
先日の報道を見て思ったことです。
乾物屋の今井商店 若林