新潟のおばさん

私には、新潟市に母の姉、通称「にいがたのおばさん」がいました。

母とおばさんは10歳以上離れています。
間に、男、女、男、女
の4人がいて、私の母。

一番上のお姉さんです。

先月、お亡くなりになりました。

最後に会ったのは、いつかなぁ。
覚えていないくらいです。

小学生の夏休み、
確か、柏崎に迎えに来てくれて、
高速バスで姉と私を新潟市に連れていってくれました。

何泊したのか覚えていませんが、
一週間くらい泊まっていたのかな。

いとこが3人いますが、
皆さん大きくて、
お兄ちゃんは大学生とかだったのかな。

一番上のみっちゃんは、
もう働いてて。
一番下のえっちゃんも働いていたのかな。

朝と夜、みんなでご飯を食べて、
昼間は、私と姉と、新潟のおばさんで過ごす。

当時、新潟のおばさんと三越に行って、
姉とお揃いのワンピースを買ってもらった。

新潟にあったのかな、動物園に連れてってもらった。
(昔、月岡にあったらしい、です。)

動物園にはクジャクがいて、
羽が落ちてて、拾って帰りのバスに乗って。
一つしかなくて、
私が持ちたいって言ったけど、
姉は全然持たせてくれなくて。
バスの窓が開いていて、
そこから、外へ落ちちゃって。
ケンカになる。

いや、この辺の記憶は曖昧です。

私が落としたのか。

昼間は、新潟のおばさんちにいて特にすることもなくて。
おばさんちの庭に咲いていた「鶏頭の花」を書いた。

鶏頭の花

静かな住宅地で、
新潟のおばさんちの部屋は
すべてきれいに片付けられていて。

エアコンなくても、風が通って涼しかった。
夜は蚊帳の中で寝た気がする。

おばさんと一緒に
おはぎを作ってような気がする。

不確かな思い出です。

新潟のおばさんとの最後のお別れに先月末、
母を連れて通夜に参列しました。

新潟のおばさん

このご時世ですから、
兄弟姉妹、全員は来れませんでした。

仕方のないことですが、やっぱり寂しいですね。

それでも、
久しぶりに会ういとこや、おばさんと
話をしたり、いとこの子どもさんなんて、
途中を全然知らないで、もうご結婚されているとか、
親戚ですが、初めて会う娘さんとか。

私の娘がハタチなんですから、
お孫さんもいたりして。
そりゃそうかー。

お葬式は、今まで、
見たことのない親戚が顔を合わせるところ、
だったように思います。

故人をしのんで、
その人に縁があった人が集まるところですから。

それもできないのは、やっぱり少し
寂しいですね。

早めに、今までのようにいつでも、
好きなところに行って、
誰とでも会えるようになりたいですね。

新潟のおばさんの着物姿も忘れられないです。
きっと自分で着付けていたと思われます。
私も目指します。

新潟のおばさん
ありがとうございました。

乾物屋の今井商店 若林

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